ロンタン空港のターミナルデザイン案を展示中

2016年11月29日(火)00時00分 公開
ロンタン空港のターミナルデザイン案を展示中

ロンタン空港のデザインについて一般市民の声を集めるために、空港のデザイン案がハノイ市のホアル展示会場で展示されている。展示された9つのデザインそれぞれに、「未来のロンタン空港」を思わせる工夫と意味が込められている。

 

デザイン案と詳しい情報は、交通運送省とベトナム空港株式会社(ACV)によって提供されたものである。

会場に並んでいるのは、予選に出場した16社の中から選ばれた建築デザインだ。

交通運送省と首相の指導のもと、ACVはロンタン国際航空の旅客ターミナルの建築デザインについて、市民はもちろん専門機関や専門家などの幅広い意見を集めるための企画を実施した。優れたデザインを選出し実行可能性報告書を作成したのち、施設の開発に取り掛かるそうだ。

展覧会ではアンケート紙が配られる。11月28日から12月12日まで開催されている展覧会が終了したら、アンケートの集計に入るそうだ。首相と交通運送省に報告する予定だという。

ハノイで開催したのち、ホーチミン市やダナン市などの大都市でも一般意見を収集する展覧会を開くという。展覧会終了は2017年1月23日を予定している。

第一案は、スズメのモチーフを施設の屋根に取り入れたデザインだ。

このデザインはベトナムの伝統的な帽子であるノン・ラーをモチーフにしており、竹の編み込みからインスピレーションを受けて、天井の模様や内装に取り入れたそうだ。

第二案は、段々畑やハロン湾の美しい景色からインスピレーションを受けたデザイン。

ターミナルの屋根は、波のようなうねりを帯びた形となっている。

蓮のイメージが屋根やターミナル、ガレージ、受付の内装など細かなところに利用されている。

正面のターミナルエリアには大きな蓮の花びらがデザインされており、ベトナムの国華のイメージを強烈に突き付けている。

第四案は、ベトナムの田舎のイメージにつながる竹を用いている。

サービスエリア、免税店、リビングルームなど、すべて竹材が使用されるという。環境にやさしいデザインとなっている。

第五案は、蓮をイメージし、ベトナムの自然を感じられるデザインを意識している。

このデザインは、ベトナムが有する自然と文化の調和(ハロン湾のTrong Mai島やヤシの並木)を基調にしており、ターミナルの内装に力を入れたデザインだ。

第六案は、蝶の羽のイメージで航空全体が設計されている。ノン・ラーも柱に取り入れられている。

上から見ると蝶の羽のような形に見える。

第七案は、ベトナムの田舎の特徴を前面に押し出している。ベトナム人に懐かしさを感じさせるモチーフが取り入れられており、ヤシの葉やココナッツが天井にデザインされている。

田舎の船が行きかう様子をイメージしてターミナルが作られているという。ハノイのノイバイ空港のT2ターミナルに似ていると評価された。

第八案は、ターミナルの中心に、編み込みが印象的な屋根がデザインされている。

ノン・ラー、籠、編み込まれた竹というアイデアが随所に取り入れられた空間になっている。

第九案は、第三案のように蓮の模様が柱や屋根に取り入れられている。

蓮のピンク色と茶色を調和させ、且つ現代風にそれらを取り入れたデザインになっている。

Source: zing.vn

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