オーストラリア人観光客、”書道”通りでスリ被害に
＜27日（日）、ホーチミンの通りでオーストラリア人男性Joshさんのハンドバッグがスリ被害にあったという（写真提供：VnExpress/Phong Vinh）＞
先週末に発生したオーストラリア人観光客を狙ったスリ事件について警察は現在、捜査を行なっている。
今回の事件は27日（日）、オーストラリア人男性Joshさんとその家族が旧正月を祝う展示会が開催されていた1区のPham Ngoc Thach通りを歩いていた時に発生したという。
通りで数人の記者の取材に応じていたJoshさんは、取材後、自身のハンドバッグが何者かに破られていたことに気づいたという。不幸中の幸いで、Joshさんの持ち物は何も盗まれていなかったという。
しかし、Joshさんの妻であるAna Andreuさんの荷物からは携帯電話が盗まれていた。Joshさんらは今回の事件を警察に通報し、Joshさんらの近くに立ち、怪しい行動をとる男性が映ったビデオ映像を渡した。
Joshさんの家族は宿泊していた市内のホテルに対し、28日（月）にホーチミンを去った後も事件を追求することを認めたという。
ベトナムで撮影した風景写真や家族写真が保存されていた携帯電話を失ったAnaさんは、悲しげな表情を浮かべていたという。
昨年、700万人以上もの観光客が訪れたベトナム最大の都市であるホーチミンはベトナム国内で最も人気のある観光地だ。
しかし、街頭犯罪件数が増加していることから、そのイメージは悪化している。
昨年、ベトナムに訪れたオーストラリア人は前年比4％増の39万6984人だったという。ベトナムでは現在、46カ国の人々が利用可能なe-visa政策の実行により入国手続きの簡易化が進んでおり、2017年にオーストラリアもe-visa利用可能国に追加されている。
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