フラワーロード、巨大な豚の像展示へ
テト正月を迎えるため、ホーチミンで有名なフラワーロードに設置する大きな豚の製作作業を進めている。
ホーチミンでテトを祝福する主な年間行事の1つであるNguyen Hue通りのフラワーロードが開催されるまでの3週間、12区にあるNguyen Van Tongさんが経営する工場で職人らは豚の像を完成させるために24時間体制で作業を行なっているという。
フラワーロードは大晦日の2日前である2月2日から開催される予定だ。ベトナムで2019年の干支は豚であり、豚年は2月5日から始まる。
Tongさんの仕事はフラワーロードに訪れる人々を入り口で迎える9匹の豚の家族を製作することだという。
職人らは高さ2.9mの父豚の像を作り終えたという。この豚はベトナムの伝統民族衣装であるアオザイと古くから南部地域で、特に男性が着用するストライプのスカーフを纏う予定だ。
高さ2.6mの母豚は職人らによって製作中だ。母豚もアオザイとベトナム人の文化的シンボルである笠を着用する予定だという。
テト期間中、Nguyen Hue通りに展示するマスコットを3年連続で製作しているTongさんは、干支である豚の像を黄色に塗装している。Tongさんによると、豚の像は主に幸福、健康、繁栄の象徴である赤と黄色の2色で塗装されると言う。
「私の職場にいる職人らが巨大な豚の像を完成させるまで約2ヶ月かかる」とTongさんはコメントした。
Tongさんの職場以外でも、ビンタイン区Van Thanh地区の観光地では他の職人団体が30体の豚の像の製作を急いでいるという。
様々な形やサイズの色鮮やかな豚の像がNguyen Hue通りで開催されるフラワーロードのために準備されている。
仕上げは、フラワーロードに展示される際に、傷ついたり色褪せたりしないように塗料スプレーをかける作業だ。
職人らによると、豚の顔の印象に影響を与えるので、マスコットの目を描く作業が最も重要で難しいという。
2004年にNguyen Hue通りで初めて開催されてから、フラワーロードはテト期間中は毎日、何千人と訪れる大人気のイベントとなった。
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