ベトナム人妊婦、兄の借金で人質に 早産で乳児死亡
<H.N.Y.さんがホーチミン市のNguyen Tri Phuong病院で治療を受けている様子(Minh Hoa/Tuoi Treより)>
ホーチミン市で妊娠中のH.N.Y.さん(18)が、兄の借金160万ドン(約8000円)の肩代りに人質に取られた。人質に取られている間、H.N.Y.さんは3人の犯行グループから暴行を加えられ、早産したという。
16日、Binh Chanh区警察は、今回の暴行事件に関与しているとして、Tran Nhat Khang容疑者(19)、Nguyen Minh Dung容疑者(37)、Nguyen Thi Ngoc Huyen容疑者(28)を逮捕したことを明らかにした。
17日午後の時点で、暴行の被害を受けたY.さんは5区のNguyen Tri Phuong病院で治療を受けているという。
Y.さんによると、逮捕されたKhang容疑者、Dung容疑者、Huyen容疑者は兄と友人関係にあり、Y.さん自身も何度か交流があったという。
Y.さんの兄は逮捕された容疑者3人から160万ドン(約8000円)を借りており、借金返済をできていなかった。
3月22日、Y.さんは容疑者3人に会うためBinh Chanh区の家を訪れた。
また、Dung容疑者はY.さんの兄が到着するまでの間、Y.さんを拘束すると要求した。
Dung容疑者は兄が来るまでの間、Y.さんを拘束すると要求したという。
しかし、Y.さんの兄が現れなかったため、容疑者らは3週間にわたりY.さんに対して、木材で殴ったり、ガスバーナーでやけどを負わせたり暴行を加えたという。
「逮捕された3人は兄に電話をかけて、兄が借りた160万ドン(約8000円)に対して1000万ドン(約5万円)を支払うよう強要していた」とY.さんは述べた。
4月10日、Y.さんは拘束をされている際に早産し、乳児は死亡が確認さえれた。 11日、3人の容疑者はY.さんを病院に連れて行ったという。
医師によると、Y.の容態は安定しているが、治療のため入院が必要だという。
Y.さんの父親によると、Y.さんはメコンデルタのLong An省に住んでいる男性との間に子供を授かったという。
Long An省に引越後、Y.さんはホーチミン市の両親の家に戻ることはめったになかったと父親は付け加えた。
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