VinFast自動車工場、6月に本格稼働へ
＜VinFast社はアジアやヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアなど14カ国に自動車を輸出し、安全性や耐久性の検査を受けるという（VNAより）＞
4月16日、ベトナム系自動車メーカーのVinFast社は、予定よりも3ヶ月前倒しの2019年6月に生産工場を稼働させることを明らかにした。
21ヶ月という早さで建設が完了した同社の自動車生産工場ではベトナム初の国際自動車ブランドVinfastの生産などが行われ、世界の自動車産業に大きな影響を与えることが期待されている。
2019年第1四半期から、VinFast社はアジアやヨーロッパ、アフリカ、オーストラリアなど14カ国に自動車を輸出し、それぞれの国の基準に合わせた安全性や耐久性の検査を受けているという。
検査では、自動車生産ラインの正確性や世界基準を満たしていることが証明され、VinFast自動車生産工場の稼働開始が大きく前進したという。
VinFast責任者のLe Thi Thu Thuy氏は、世界中で行われた検査により、VinFast社の乗用車は質が高いことが認められた上、生産ラインが十分に完成したことも証明されたと話した。
同氏は、VinFast社がベトナム人顧客に世界レベルの乗用車を提供する準備は整っているともつづけた。
VinFast社の生産工場は東南アジア最先端の規模と設備を備えて完成した。工場の生産ラインでは同時にプレス、溶接、塗装、組立を精密に行うことができるという。
VinFast社はCUV車のFadilの販売を2019年第2四半期に、セダンやSUV車のLuxは2019年第3四半期に販売を開始する予定だ。
ベトナム最大のコングロマリットであるVingroupの一部門であるVinFastは、2018年10月にフランスで開催されたパリモーターショーで、セダンとSUV車の2車種をお披露目した。VinFast社の参入は地元メディアはもちろん、世界中のメディアから注目を浴びたという。
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