2018年度、ベトナム国債が減少か

2018年09月25日(火)00時00分 公開
2018年度、ベトナム国債が減少か

 

計画・投資省によると、ベトナムの急速な経済成長により2018年度の国債が減少したという。

 


月曜日、計画・投資省は国債が昨年比で2.3%減少し、GDPのうち国債の占める割合が61.4%となった。

 

 

<ハノイの建設現場で働く作業員(写真提供:ロイター通信/Kham氏)>

 
 

統計によるとベトナムのGDPが5100兆ドン(約25兆5000億円)であり、そのうち国債が3130兆ドン(約15兆6500億円)だということになる。

 
 
 

計画・投資省直下の国家経済研究所のTran Quoc Phuong所長は、今年度、6.7%ほど経済成長しているという理由から、国債が減少するという推定は導き出されていると述べた。

 
 
 

また、報告書によると国家予算が昨年比で5.5%増の1350兆ドン(約6兆7500億円)となる見込みだという。

 

 

国家予算はGDP比3.67%で赤字になることが予想されている。

 
 
 

Phuong氏は今年、ベトナム経済は安定が見込まれるものの外国から様々な影響を受けるだろうと述べた。

 
 
 

「アメリカの金利引き上げや世界の石油、消費財価格の高騰、さらにはアメリカと主要経済国の貿易面での緊張関係の高まりや保護政策などの影響を大きく受けた」とPhuong氏は述べた。

 
 
 
これらはベトナムの経済政策やインフレ管理政策に多大な影響を与えたとつづけた。
 

 

主に過剰支出が原因となり、ベトナムの国債は2011年から2015年にかけてGDPの64%までに達した。財務省のDinh Tien Dung大臣は9月12日、経済成長と債務改革により、今年はGDPにおける国債の割合を61.3%、2020年までに60%まで減少させると述べた。

 
 
 
国会は国債の上限をGDPの65%と定めている。
 
 
 

ベトナム政府は過剰支出の国債を徐々に減少させる方針を固め、2019年には3.6%、2020年には3%にまで減少させる方針を発表した。

 
 
 
ベトナムはここ10年で大きな経済成長を遂げ、2017年度は国会が定めた経済成長目標の前年比+6.7%を上回る+6.81%となった。2018年上半期のGDP成長率は+7.08%だという。
 
 
 
 
 
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