ベトナム高校教師試験で不正発覚、5人以上が関与の疑い
（火曜日、Son La省教育局のTran Xuan Yen局長が試験の不正問題に関する調査結果を警察から聞いている様子）
警察は「権力の乱用」の容疑で、Son La省の試験管理委員会のメンバーの捜査を行なっている。
火曜日、ベトナム北部教育局兼試験管理委員会のTran Xuan Yen代表と4人のメンバーは公的機関の権力を乱用し、不正に複数の受験者の点数を引き上げた疑いが持たれている。
警察は試験管理委員会のメンバー3人を逮捕し、Yen氏を含む他の2人は現在勾留中だ。
Yen氏らの不正行為はSon La省内の高校教師を選抜する試験で行われたものだ。試験の公平性を侵害する不正行為について今まで明らかになることは無かった。
7月11日に受験者1万300人の試験結果が公開されるまで不正行為が発覚することは無かった。10点満点の数学と物理の試験でSon la省から参加した受験者の多くが9点以上を取得しており、他の省からの参加者と比較して極端に高得点者の割合が高いことが明らかになったため多くの人に衝撃を与えた。例年、当該科目の試験結果はハノイやホーチミンなどの都市部からの受験者の方が平均得点が高いため通常ではあまりないことだ。
警察が試験結果について捜査を開始するとHa Giang省や教育・訓練省、Son La省が派遣したチームなどが捜査線上に浮かんだという。
例年、110字で解答する記述問題の平均点は低いが、今回の試験では42の答案が本来の点数よりも高い得点をつけられていることが発覚した。そのうち12の答案は本来の点数よりも4.5点以上高い点数がつけられていたという。
また、マークシートの解答用紙を採点機で読み込む際、受験者の答案が変更されていたことも発覚した。
7月23日に発表された調査結果では、Son La省の国立高校入学試験では受験者の答案が不正に書き換えられるなど様々な規則違反が行われていたという。
容疑者5人は受験者のスキャンされた解答を許可なくCD内に複製し、指定の保管エリアから無断で取り出した疑いが持たれている。
また、彼らは解答用紙の保管スペースを確保していなかったほか、物理の解答用紙や採点に用いるスキャン機を保管されている部屋や箱の密閉をせずにいたという。
Ha Giang省の捜査により高等教育の関係者2人が逮捕されることとなった。
Ha Ginag小教育局内の試験管理委員会のVu Trong Luong代表は114人の受験者が解答した330枚以上のテスト結果を不正に引き上げた疑いが持たれている。
Luong氏の知人であるNguyen Thanh Hoai氏は受験者の答案が保管されている部屋の鍵をLuong氏に渡し、不正行為を援助したとして逮捕された。
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